Zero Story

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「お前らの悪事はここまでだ」 月明かりをバックに立っている 「おっお前はかっ怪盗G!!」 脅える悪事を働いていたと思われる男達 「これ以上子供達に極度の労働をさせるのをやめるんじゃ」 そう言いつつ襲い掛かってくる男達を倒していく怪盗G ドカッ 「くっくそ…」 怪盗Gはものの10分で片付けてしまった 「おぬし達怪我はないかの?」 捕まっていた子供達は悪事を働いていた男が倒れているのを確認してから どこかへ走り去っていった ただ1人を除いて… 「?」 解放されたのにも関わらずどこにも行かない少年に驚く怪盗G 「ありがとう」 赤毛の少年は目をキラキラさせいった 「俺もいつか怪盗Gみたいになりたい!」 少年はガッツポーズをする 「ははは そうかおぬし名前は?」 「俺は…No.0175」 「それは?」 「生まれた時からここにいたから、俺名前がないんだ…」 俯いてしまう少年 「ならば私がつけよう」 「えっ?」 驚き顔を上げる 「おぬしの名前は…ライトじゃ」 少し考えてから話す怪盗G 「ライト?」 「正義と言う意味じゃ 名の通り正義を貫く大人になるんじゃ」 ライトの頭に手を乗せ撫でる 「うん」 「ライトおぬしは私の友人の孤児院に入れるように手配しておこう」 「本当にありがとう」 ライトの笑顔は月明かりに照らされ まるで輝く宝石のようだった _
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