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「まだらしい…」
山川が言った。
『そうですか…』
『裕子、大丈夫だよ!』
「そうですよ!…浅田さんは、がっちりした体格ですから!」
『そう…ですね…』
裕子は、今になって…
現実に戻された気分になっていた。
「あっ…お母さんだ…」
山川が、立ち上がった。
連れて、三人も立ち上がった…
俊介の母親は、とても華奢にみえた。
「お母さん…どうでした?…あっ、浅田君の後輩の日高と…」
『あっ…あなたが…裕子さん?』
俊介の母親は、弥生ではなく…
一目で、裕子を言い当てた。
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