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『颯ちゃん、早く!』
弥生が言った。
「解った!」
颯太は、車を走らせた…
『颯太さん、あまり無理な運転をしないで下さいね!…私はともかく…弥生が乗っているんですから…』
「裕子さん…」
『裕子…』
『私だって…一秒でも、早く…俊介さんの元に行きたい!…でも、さっき言った通り…弥生も颯太さんも…私にとっては、大事なカゾクだから…』
『裕子…』
弥生は、裕子の手を握りしめた…
「解りました!…ない頭を使って、無理せず…早く着いて見せます!」
颯太は、大通りの道をUターンした。
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