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『お願い…私、俊介さんに…まだ、何も伝えてない!』
裕子は、早歩きしながら…
心の中で、思っていた…
「追い付いた!」
裕子と弥生の後ろから、颯太の声が聞こえた。
『颯ちゃん!』
「急ごう!」
三人は、エレベーターに乗り…
3階で降りた。
「こっちだ…」
颯太が先頭を歩いた…
廊下を、突き当たりまで行き…
左、右の順で曲がり…
集中治療室が見えて来た…
『あっ…』
弥生が、小さく声を出した。
「ああ…日高…」
俊介の上司である、山川課長が座っていた。
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