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繁華街の方は、コンビニなどの24時間営業の店がいくつかあって、割と明るい。
しかし、その逆は真っ暗で、人通りは全くと言っていいほどなかった。
三島はそんな真っ暗の中、工事中の建物を見つけ、その敷地へ入って行く。
お目当てのものは、すぐに見つかり、そそくさと建物から出てきた。
工事中の建物から三島が出てきたとき、入るときと違う点が一つあるのだが……
それは右手である。
入ったときには手ぶらだったはずの右手には、がっしりと握られた鉄パイプがあった。
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