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「ッッッ!! この声はさっきの!!」
永久は咄嗟に名前も知らないクラスメートが座っていた席を見た。
ーいた。
そこには、透き通りそうな程白い肌に樋野守高校の淡い青を基調とした制服を来ている昨日までは居なかった女の子が座っていた。
「一体君は誰なんだ?」
永久は意外にも落ち着いていた。
彼女の雰囲気がそうさせるのか分からないけど自分でも驚く程冷静だ。
まるで永久と謎の女の子を残して周りの時間が止まったかのような静けさの中、彼女はそっと立ち上がり口を開く。
「こっちでは初めましてよね?神崎永久くん」
永久は何を言ってるんだこの子は?て顔をしていたのであろう。 永久の返事も待たずに彼女は喋りだした。
「私の名前は日暮 綾奈。
貴方は覚えてくれてると思ったのに。そう、覚えてないのね。
貴方とコンタクトを取るのに苦労した。
この空間を造り出すのに3日もかかった
それと三日前から直接貴方にコンタクトとってみたんだけど貴方、いつも私と会うと目が覚めるんだもの。
まだ、意識の支配力が足りないみたいね。」
「はっ?」
《やばい!この子あれだ!そうとう痛い子だ!1番関わっちゃいけないのと関わってしまった!三日前からコンタクトってなんだよ?僕はあんな子会った事なんか………ッッッ!!》
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