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樋野守高校までは歩いて10分とそう遠くはない場所にある。
彼はこの10分の間に色んな事を考える。
今日の夢の事や今日学校ではどんな事が起きるかなど、いわゆる妄想だ。
永久の頭の中は常に妄想で入り混じっている。
例えば、、次にそこの曲がり角から化け物でも出てきて襲い掛かってくるが 自分も武器を所持しておりかっこよくやっつける。
と、いったとても高校生とは思えない妄想を常に続けているわけだ。
当然のように曲がり角を曲がっても学校が見えただけである。
現実はそんなファンタジーには出来てないみたいだ。
「昔なにかの本で読んだ事あるんだけどなー!
『人が考える事には意味がある、考える事や想像する事は全てが実現可能なのだ。』って!…でもなんの本だっけな?
タイトルも作者名も思い出せないな」
彼は幼い頃たまたま読んだ本の影響で妄想力が強くなったみたいだ。
今や趣味と言ってもよいだろう。
そんな永久にとって友達と言える存在は殆どいなくクラスでは浮いた存在になっている。
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