~序章Ⅱ~

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『勇者さんはこれからどうします か?』 ちなみに名前呼ばないのは本人の 希望です。[ああああ]ですしね。 嫌なのも無理ないです。 「どうするって、そうだな・・・ ・・・とりあえず命名士を探そう と思う」 そうだろうとはおもいました。 ですが・・・・・・ 『そんな勇者さんに報告があります』 「良い知らせだよな?」 口元だけで笑わないでください。 そしてその蹴るモーションを やめて欲しいです。 『誠に恐縮なんでございますが なんというかその、あまりよろし くない事と申しますか私のせいで はないというか・・・・・・』 「いいよ。悪かったよ。蹴らない から早く言ってくれ」 ヘビに睨まれたカエルというのを 身をもって体感しましたよ。 震えが止まりません。 「この町に命名士はいません」
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