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6月なかば
私はまたあの居酒屋に来ていた
「あや、彼氏とはどぉなったの?うまくいってるの?」
「……第3月曜日に別れる約束してるよ」
「マジ?ついに言ったんだ?」
「違うの。言われたのは私なの」
「彼氏が言ってきたんだ
……彼氏優しいね
あやの事考えて切り出しとくれたんだね」
「そぉなんだろうね
でもね!今月は月曜日全部会って優しくしようって決めたの!」
「優しく出来たの?」
「ダメだった↓」
彼氏の話をしながら私の目線の先には居酒屋のお兄さんがいた
「あや、やっぱりあのお兄さんの事好きなの?」
「…………たぶん」
顔はもちろんカッコイイし仕事頑張ってて素敵だし彼氏にはない魅力がいっぱいある
喋った事もないけど、すごく気になる
たぶん好きなんだと思う
「話かけてみなよ!」
「ムリだよ、いきなり↓
恥ずかしいし
それにまだ彼氏いるし」
「まぁね↓じゃぁ別れたら話かけに行ける?」
「…頑張るよ」
ホントはもう見てるだけじゃいやだ
喋ってみたい
私の存在をあの人にも知って欲しい
きっと今より好きになると思う
彼氏とちゃんと決着付いたら頑張ろう!
次の恋は頑張る!
あの人に会ってからこの
気持ちを大事にしたいって思ったから
私をすくってくれたのは
あの人だから
ありがとうって言いたい
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