神に愛されたフジ2

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フジはファミリーレストランでバイトをしていました。 彼は茶髪でツイストパーマ。 さすがにその頭でファミレスのバイトはきついやろうと思っていました。 案の定、店長から髪型を元に戻すように言われたそうです。 彼は無駄にこだわりを持っていたので髪型を戻すのは嫌だと断りました。 彼は仕事はできるし、店長とも仲良くしていたようで店長も辞めさせたくはなかったようです。 店長が自腹を切り、彼のために二万円ほどのカツラを買い与えたそうです。 カツラを自腹切って買うとか変な店長やなーと思っていましたがそれでバイトを続けれるならよかったなーと思ってました。 バイト中のフジは、やたらストレートのサラサラヘアのカツラをかぶってたので、それも笑えました。 後日フジの家に遊びに行った時。 部屋はやたらパーマ液の匂いがします。 フジは自分で液を買ってきて、パーマをあてる事もありました。 ノ『その頭、自分でやったん?上手くできてるなー。』 フ『やっぱ、前髪はできるけど後髪は難しいで。』 そんな会話をしていると、ニコニコしながらフジがタンスからあるものを取り出します。 フ『やっぱ、人の髪のが上手くできるでー。 これなんかめっちゃ上手くない?』 でてきたのは、もちろんカツラ…。 店長から買ってもらったカツラに以前のサラサラ感はなく、キレイにツイストパーマがあたってました。 『お前そんなんして、どうやってバイトすんねん。 パーマの上にパーマのカツラって、どんだけシュールな図やねん!!』 『あ、。ミスった。バイトどうしよ…。』 またまた後日、店長にまた買ってもらったカツラをつけたフジがバイトをしていました。 店長…、早く辞めさせるべきだと思います。
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