ロジャー・ウィリアムソン

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マシンは横転、炎上し、ウィリアムソンは自力で脱出できない状態となる。 そして、ウィリアムソンの親友のデビッド・パーレイがウィリアムソンを助けようとレースを放棄し、マシンを止めてウィリアムソンのマシンに駆け寄り、横転したマシンをまだ炎上しているにもかかわらずひっくり返そうとするが人一人の力ではびくともせず、消火器を持ってきて火を消化しようとするが、すでに消火器では消化できないほど炎上していた。 しかも当時のレースでは耐熱性の高い服を着ているのはレーサーだけで、マーシャル(レースのスタッフ)はほとんど救助活動ができなかった。 パーレイは後に、救助活動中、ウィリアムソンは彼に「デビッド!俺をここから出してくれ!」と叫んでいたと語っている。 パーレイの必死の救助の甲斐なく、ウィリアムソンはF1デビュー2戦目にして、表彰台はおろか一度も完走することなく人生の幕をおろした。
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