来春

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ずかずかと教室に入る ガラッ もの凄い音に一瞬静まり返り 皆がこちらを見た 自然と息は上がってる 「はぁっ…はぁ…茶々!!」 「え、ちょっと!どうしたのっ!?」 私は茶々の手を掴んで 外へ向かう 「今すぐ京夜さんに会いに行こう!!」 「え、本当!?♪」 放課後の学校には 生徒達の笑い声が響いてた そんな声さえもイラつく 仕事場につくと厳重な警備 「関係者証明書を 見せていただけますか?」 「はい」 制服の胸元のポケットを触る …ない…ない…ない!! 生徒手帳に挟んで いつもポケットに入れてるはずなのに バッグの中を探しても 一回くるりと回ってみても 生徒手帳は見つからない
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