来春

18/103
前へ
/116ページ
次へ
「…その前に基本的な 挨拶くらい身につけような?」 笑顔が引き攣ってるようにも見える 「…ありがとうございます」 「はい、よく出来ました」 頭を撫でられるが いつまでも子供扱いはされたくないな…; 「それにしても何かあったのか? いつものお前ならあんなに 役に入り込めないのに」 心ない一言が胸に刺さります; 「仕事に生きるんですよ…私は」 もう恋なんて面倒な事しないもんっ!! 私はぐびっと抹茶を飲み干した 「ふぅん…?変な奴」 「京夜さん!!明日から ビシビシお願いしますねっ!!」 「まず証明書を探せ…」 証明書… きっと保健室で 落としたんだろうと予想はつく 「まぁ、なかったら 再発行してやるから」 「京夜さん…意外と 優しいですねっ!!」 「喧嘩売ってるのか…?買ってやっても 良いん「監督ー!!仕事しましょー」 それから私は台詞を読むのに没頭した
/116ページ

最初のコメントを投稿しよう!

843人が本棚に入れています
本棚に追加