来春

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我が家に帰るとメールが一件 来ていた 相手は馨君…。 “和桜さんから聞いたよ  体調大丈夫!?  あんまり無理しないでね  あと土曜日はどこに行く?  デート楽しみだね♪” メールの文章に驚き あんな事があったのに なにこれ… しらばっくれるつもり…? 遊ばれてた私の気持ちにもなってよ… “馨君にはもう会わないし  一生、口もきかない  さようならっ” 感情に浸ったメールの返信 それから床に伏せるようにして 眠りについた 朝 目覚ましで起きると 軽く遅刻してる時間 「ひぇー!!;」 トーストを口にくわえ 髪はボサボサのまま登校 なんとか滑り込みセーフ 「あ、雅おはよー」 「おはよー茶々;」 「…とっても言いにくいけど 髪の毛はねてるし ほっぺにジャムついてる」 堂々と教室の中心で言われ クラスからはドッと笑いがおこる
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