843人が本棚に入れています
本棚に追加
我が家に帰るとメールが一件
来ていた
相手は馨君…。
“和桜さんから聞いたよ
体調大丈夫!?
あんまり無理しないでね
あと土曜日はどこに行く?
デート楽しみだね♪”
メールの文章に驚き
あんな事があったのに
なにこれ…
しらばっくれるつもり…?
遊ばれてた私の気持ちにもなってよ…
“馨君にはもう会わないし
一生、口もきかない
さようならっ”
感情に浸ったメールの返信
それから床に伏せるようにして
眠りについた
朝
目覚ましで起きると
軽く遅刻してる時間
「ひぇー!!;」
トーストを口にくわえ
髪はボサボサのまま登校
なんとか滑り込みセーフ
「あ、雅おはよー」
「おはよー茶々;」
「…とっても言いにくいけど
髪の毛はねてるし
ほっぺにジャムついてる」
堂々と教室の中心で言われ
クラスからはドッと笑いがおこる
最初のコメントを投稿しよう!