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「ほらーっチャイム鳴ったぞー
早く席につけ」
先生の声で皆がそれぞれ席に戻る
HRの時間は暇だ
先生の長い長い話のせいで
ウトウトしてる自分がいる
睡魔と闘ってる中
制服の中のポケットで携帯が
振動している事に気がつく
眠気は一瞬にして飛んだ
“どうしても
話したいんだけど…
昼休み屋上で話そう?”
差し出し人は馨君
ちらっと馨君に目を向けると
不安げな表情でこちらを見てる
“もう会わないし
口もきかないって言った!!
女優さんでもモデルさんでも
いいから付き合っちゃえば
馨君にはその方が
お似合いだよ”
メールを送った途端に
馨君に睨まれる
私自分で喧嘩売っといて
びくつくなんて
なんて不甲斐ないんだろ…
強がって
ふんっとそっぽを向く
そしたら馨君は
一瞬驚いた顔をしてまた睨んできた
も、もう知らないっ!!;
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