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「28番…」
黒板を見ると28番は
1番後ろの窓際だった
神様は私を見捨てませんでした
「はいじゃあ席移動」
ぱんぱんっと手を叩く先生
にへっと笑って席につく
隣は誰かしら…
窓際に移動するとお日様が温かい
「雅…」
隣から聞き慣れた声がする
「隣俺だからよろしくね…?」
隣を見ると馨君
笑ってるけど確実に怒ってるのがわかる
やっぱり神様は私を見捨てたんですね…
「水野ー!!
窓際は気持ちいいかー?」
「はい、先生♪(隣の人がいなければ最高)」
「だからって寝たら俺が
愛情込めて調教してやるから
覚悟しとけよー」
悪魔のように黒い笑みを
浮かべる先生
地獄の日々の
始まりだと心から思った
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