来春

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「あ、誰かと思えば昨日の…」 「どう…なって…」 どっちが本当のカオル君? それとも私の幻覚? 「光っ!!」 「あぁ…いたの馨兄」 「ひっ…光?馨君が二人っ!?;」 状況が把握できない 私はパニック状態 「雅っ!!落ち着いて;」 肩を抑えられるが それでも震えが止まらない だって目の前に ドッペルゲンガーがいるんだよ!? 落ち着いてられないって!!; 「俺の目見てっ!!;」 青い瞳に吸い込まれる 震えは止まりいつもの 平常な私に戻る 「あのね?雅… 落ち着いて聞いてくれる?」 「うん…。」 私は静かに頷いた
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