来春

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昨日見た時は胸が 引き裂ける思いだった 「ごめん。光の事言わなかった 俺も悪かった」 「私こそ… 疑っちゃったりして… ごめんなさい」 チクチクと胸が痛む 「でも…なんで 黙ってたんですか?」 「積極的な光と雅が知り合って …光に雅を取られたら どうしようかって思うと言えなかった」 馨君の顔は拗ねたような子供の顔 …頬も赤い 私は馨君をギュッと抱きしめた 「馨君しか… 好きになれないもん…。」 「雅…。」 顎をくいっと上げられ 甘い甘いキスをされる 昨日の奪うようなキスじゃなくて 与えるようなキス… 優しさを感じた ちゅっと音を立てて唇が離れる 「で…?」 「はい…?」 「キスってなんの事?」 ニッコリ笑う馨君は怖いです;
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