8人が本棚に入れています
本棚に追加
/21ページ
俺が不良共を蹴散らしてから一週間ほど経ち、俺の生活は元に戻りつつあった。
「このまま普通に生活していけるといいなぁ」
と思っていたら、後ろから思いっ切り後頭部を何か硬い物で殴られ、俺は意識を手放してしまった。
「ん…ここ…は…?」
意識が朦朧とする中、後ろから聞き覚えのない声が聞こえた。
「やっと目が覚めたか。」
「お前は…誰だ…」
振り返ると、金髪オールバックという古典的な不良の髪型の奴を中心に5~6人の不良たちがいた。
「あ?…今からお前をタコ殴りにするんだよっ!」
不良たちは笑いながら俺を囲み、殴る蹴るの暴行をしてきた。
「うっ…!」
ヤバいなぁ…段々と力が体の底から沸いて来る…
「さて…そろそろいいか……おい!おめーら行くぞ!」
「おい…待てよ…」
「あん?…まだやんのか?」
不良が睨みながら俺にそう言った。
「あぁ。やってやるよ…」
「てめーなんかぶっ殺してやるよっ!」
不良は俺に殴り掛かって来たが軽く避けることが出来た。
「遅いんだよっ!」
と言いながら俺は不良の腹にパンチを入れてやった。
最初のコメントを投稿しよう!