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「だから、みんなにはナイショだよ」
「まあ・・・・良いですけど」
「よーし、決まった。まず、花信は、どっちだ」
「僕からですか。僕は自殺ですね」
「して、動機は」
「え、動機まで言うんですか。そんなのまだ解んないですよ」
「そうだけど、刑事として、どう思うか推理せよ」
「うーん」
花信は首を捻っていたが
「彼は浪人生って言うことなので、受験を失敗して悔やんでの自殺ってことにしときましょうか」
「よし。わしは自殺だ。で、動機な。
彼は、好きな女性に、付き合ってとコクったら、断られた。
振られた訳は、彼の頭が、二つに割れていて、お尻みたいで卑猥頭だから、いやだ、と言われてしまった。
それで、生きていくのが嫌になり、自殺を考えた。
ただ死ぬのも、ツマラナイので『シェー』しながら死のうと思った」
確かに仏は「シェー」の形に似ていた。
が、その警部補に花信刑事が反論した。
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