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九月十一日土曜日。
週休二日の最終日。
学校が休みということもあり、家で暇をもて余していた午前九時のこと。
携帯が震えだしたので、若干まだ半開き状態の目を手の甲で擦りながらベットから起き上がり、おぼつかない足取りで携帯が置いてある自室の机に向かう。
携帯電話で変身する戦隊ヒーローの如く、携帯のワンプッシュをカチッと押して誰からの電話か確認した。
画面には西崎琥珀と表示されていた。
番号を交換してから初めての電話である。
まぁ何時までも電話に出ない訳にもいかないので、通話ボタンを押して耳に当てた。
岬「もしもし? 」
琥「!! 」
プーップーップーップーッ
岬「………」
出た瞬間に切られてしまった。
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