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楽しい会話を一旦終了して、今から琥珀が来ること玉に告げる。
玉「ほぇ、あぁあの白虎の女の子ですか」
岬「そうそう、白虎の女の子」
玉は「わかりましたです」と言って、台所に向かった。恐らくは昼飯を作るためだろう。
本当に気が利く狐さんだ。
急にまた暇になり、僕はなんとなく時計を見た。
時刻は九時半。
琥珀から電話があってからすでに三十分が過ぎていた。
そろそろ琥珀が来るころだな。
僕は玄関に行き靴を履き替え、アパートの前で琥珀を待つことにした。
きっと琥珀は一人じゃアパート内に入ることができないだろうからな。
アパートの階段を降りて(今更ながら僕は二階の部屋である)、降り終えると、丁度調度ばったり大家さんと出くわした。
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