2、金縛り

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2、金縛り

これは、7~8年前の実家での話です。 前述のアイマスクの前の話です。 その日は、夜中 、自室のベッドで寝ようと思い、明かりを消して横になったんです。 でも、足元のドアがあいているのに気付いて「閉めないと」と思い、起き上がろうとしたのですが、そこで、 ハイ!金縛りです。 日頃から、本やビデオ等で、怪談系の話を知っていると色々想像してしまいます。 恐怖しながらも、意識はしっかりしていて、まわりを見渡す余裕もありました。 本棚周辺。異常なし 押入れ周辺。異常なし 通路に面した頭側の窓。異常なし 閉まっていない足元のドア。? 異常あり。 姿が見えるわけではない。でも、何かおかしい。 明らかに気配があった。 でも、恐怖感からか直視できない。 出来るだけ視界におさめないようにするも意識はもう、ドアによってしまい、横目でみてしまう。 諦めた私は、「どうせこのままじゃ、いつまでも体も動かないし仕方ない」と思い、ドア部を見ることにしました。 足元のドア。 ? 何もない。 異常なしです。 さっきまでの違和感が一切ない。 でも体は動かない。 原因は違うのかな?と思ったその時、 私の隣に誰かがいる気配。 鳥肌がたつのが自分でわかりました。 自由に体が動いて、声が出せたら きっと大声をあげていたと思います。 しかし、先程の通り、人間目をそらし続けるのは、不可能。 私は、その気配を直視し続けました。 以前姿は見えない。 それがよかったんでしょうか。 どれくらいたったか、急に気配は消え、体は動くようになりました。 すぐに体を起こして、明かりをつけドアを閉めました。 私には見えなくても、まだそこに何かがいたかもしれないのに。(笑) 混乱してたんでしょうね。 結局、それ以上何も起こりませんでしかが 寝る時明かりは消せませんでした。 以上です。
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