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Misako.
ピーンポーン
今日もいつものインターホン
それと同時にドアの開く音が聞こえる
リビングから入って来るのは
「実彩子~!早くしないと入学式遅刻だよ~!」
中学から親友の千晃。
ちょっと焦ってる様子
実「ごめんごめん。今用意してるから!」
千晃の前に手を合わせながら言うと千晃は
千「仕方ないなあ~」
といつものように私の用意を手伝い始める。
これが中学からの光景。
いつもと違うのは着慣れない制服。
千晃はあんなに似合ってるのに私は…(泣)
鏡の前で落ち込んでる私に
千「実彩子鏡なんか見てなにしてんの?鏡なんか見なくても実彩子はかわいいんだから」
千晃は用意をぱっぱっと終わらしていたようで私に笑いながら鞄を渡してくれる。
実「千晃にフォローされてもなあ」
口を尖らす私に
千「実彩子はわかってないなあ。自分のこと!」
千晃も私の真似をして口を尖らす
私と千晃は笑い合いながら
玄関に足を運んだ
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