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「バジルさんは小さい頃ガウン王国で生活していたんですよね?」
「ええ、成人するまでそこで生活していましたよ。」
この世界では一律18で成人を迎える。
そこからあとは国によって軍に強制的に入れられたりといろいろと義務が増える反面タバコやその他の規制はほとんどが解除される。
酒については一切の規制はかかっていない。
「ガウン王国は、機械の国でしたよね?」
ガウン王国は魔法が使えない人達がほとんどの珍しい国で魔法の代わりに機械が発達した。
他人から魔力を奪う機械が各所に配置され、その国での魔法は一切扱えない。
その国での機械の動力は高いエネルギーを持つバルライト鉱石と言う鉱石で放出しているエネルギーはバルエネルギーと言われ、魔力に近い性質を持っている。
「バルライトは素晴らしい鉱石ですね。
高い純度のエネルギーを保有する上、魔力を吸う事で無限にそのエネルギーを放出し続けられる。」
「雷帝様はなんでも良くご存知で。
バルライトに魔力を吸収されると一時的に魔法は使えなくなりますがバルライトから離れればまた使えるようになりますからね。」
「バルライトにはそんな効力があったんですね。」
バルライトに触れた時に分かったが奪われると言うよりある範囲内封じられるといった感じを受ける所から奪われる量はほとんどないというのも分かった。
そもそも魔法を使えない俺には魔力は使い魔召喚以外には役に立たないといいのもまた事実なのだ。
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