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「…ここは…一体…?」
必死で走り続け、逃げ続けた末にたどり着いた一つの建物、常夜の宴。
その一軒のギルドの前で俺は空腹と疲労で倒れ込んでしまった。
意識はあるのに体には力は入らない。
なんだか物凄く穏やかな気分だ…
これから死ぬのかな…
遠退く意識の中ではっきりと一つの声が響く。
「おい、坊主!
しっかりしろ!」
そこで意識は途切れ、次に目を覚ますのはギルドのベッドだった。
行く宛てもない俺はそのまま常夜の宴のギルドメンバーになった。
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