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「それはそうとランクBのお前がなんでCの依頼しくじるんだ?」
「今回は相手が悪すぎた。
まさか親玉にグルズが居るとは情報になかったんだ。
一体なら倒せたんだが流石に5体相手の上に配下300のエルストリア相手ではどうすることも出来なかった。」
グルズとは主に巨大化させたゴリラのような魔物で、大きさは人間の10倍程もある。
エルストリアは小さな鳥のような魔物なのだが、何よりダーツの矢のように物凄いスピードで四方八方から飛んでくる。
「エルストリア100体の駆逐じゃなかったんだな。
だけど、グルズは群れないことで有名のはずだぞ?」
問題はそこなのだ。確かにグルズはほとんど群れることはなく同時に発見されたとしても二匹以上は前例が無い。
「最近の生態系変化のせいではないでしょうか?」
バジルは世話をする手を止めて俺と常闇を見る。
「生態系変化か。
そういわれれば人を食用とさえしてしまうグルズが雷帝を気絶させておいて食わないってのもおかしいっちゃおかしい事だよな。」
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