プロローグ

7/10
前へ
/39ページ
次へ
冴「このクラスに虚が見えるのは石田雨竜とアナタぐらいよ」 他の人には霊圧ないしって 笑いながら言われた。 ちょっと待って!! 石田君にも見えてるって事? でも平然としてるし・・・。 それに桐生さんって何者? なんでそんなこと解るの? 普段使わない頭を使ったから 物凄く、 頭が痛くなった。 「ねぇ、桐生さんって何者?」 考えてても埒があかないから、 直接聞いてみた。 冴「それ、本気で言ってるの?私の事忘れたの?」 あたしが何者?って聞いたら桐生さんは 悲しそうな、怒ったような表情で あたしに、忘れたの?って聞いてきた。 逢った事があるような気がするけど、 何処で、何時逢ったか覚えてない。 でも桐生さんをみたら何故か懐かしくなった。 「ごめんね。何も解らない。でも、桐生さんとは何処かで逢った気がする」 あやふやな返事をしたら、 桐生さんは、瞳を潤ませながら 俯いちゃった。
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

126人が本棚に入れています
本棚に追加