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あまり考え過ぎてもよくないので、俺は風呂からでた。
2階に向かい、テレビをつけた。
たわいもない話で盛り上がっていて、正直面白くない。
まだ夕方の5時。
もの凄く暇だった。
どうせ貴史は部活だし、遊びに行ってもつまらなそうだった。
部屋の窓から、コンコンと音がした。
このノックは由紀が呼んでる合図。
言っておくが、由紀の家と俺の家は隣り合わせで、偶然的に窓の位置が一緒なのだ。
でも、今は由紀に会いたくない。
てかあんな事されて会いたくないに決まってるだろ。
「開けるよ!てか入るよ。」
窓が開いた。
てか開いてたんだ…。
てか入るんだ。
「なんだよ。不法侵入だぞ。」
「関係ない。とりあえず立って。」
俺はかったるそうにたった。
由紀が俺の顔を見ていて、照れ臭い。
ギュッ。
「えっ?」
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