あの日から

夢

そして話を延々に聞かされた俺たちは睡魔との格闘だった。
たまに貴史が後ろを向くのだが、俺は寝たふりをした。

やっと入学式が終わった。
貴史と一緒に教室に戻った俺は、朝日中学ということもあって、珍しい目で見られた。

「別に進学校でもスポーツ盛んな所でもないから珍しいんだろ。」

「って、ことは！モテる！？」

俺は馬鹿みたいに一人で舞い上がっていた。
担任の先生が教室に入って来た。
生徒は席を着き、先生は教卓ね前にたった。

「今日から一年間、このクラスを受け持つ、桝野卓三だ。」

とにかくガタイがやばい先生だ。