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『風邪、大丈夫か?』
市松さんの声だった
『あ…大丈夫です。誰に聞いたんですか』
『お宅の編集長さん。熱は?』
『少し下がりました』
『ご飯は』
『今お弁当食べてます』
『じゃあ俺の出番無しだな』
『来てくれるつもりだったんですか?』
『ああ』
その一言で、私は涙が止まらなくなった
『先生に会いたいです。でも風邪移すから治ってからでいいです』
『今晩泊めろ。今から行くから』
夢みたいな言葉が沢山でてくる
私はきっと熱をだして夢を見ているんだ…
そうでなきゃ有り得ない
私は薬を飲んで、少しうとうとしていた
呼び鈴がなりドアを開けると、市松さんが立っていた。いつもの着物姿で
なんてリアルな夢なんだろう…
玄関で彼は私を抱きしめてくれた
あったかい…
神様、ひと足早いクリスマスプレゼントですか?
こんな夢…
私最高です…
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