プロローグ

2/2
前へ
/540ページ
次へ
暗闇の中、男が走っていた。 大学生と思われる、その若者は、後ろを気にしながら、どこへともなく駆けていた。 「ハッ、ハッ、ハ―!?」 目の前に壁が立ち塞がっていた。 来た道を戻ろうと振り返った若者の前に、黒服の集団が立ちはだかっていた 「手間をかけさせてくれたな」 黒服の一人が低い声で若者に言った。
/540ページ

最初のコメントを投稿しよう!

588人が本棚に入れています
本棚に追加