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ピ~ンポ~ン
朝食後、部屋に戻って二人で話していると、玄関のチャイムが聞こえた。
時計を見ると、10時ちょうどだ。
真希が玄関に向かうより前に、ドアの開く音が聞こえた。
トントン
少しして、部屋のドアがノックされる。
「お友達がきたわよ~」
言いながら開かれたドアの向こうに、満面の笑みを浮かべる母と、戸惑っている様子の黒月がいた。
「それじゃ、ゆっくりしていってね」
そう言って、ドアをバタンと閉め、階下へ降りて行った。
「まるで嵐ね…」
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