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お盆を手渡された黒月が困ったように振り向き、真希に尋ねる。
「これ、どこに置けばいい?」
「あ、じゃあコッチのテーブルに」
部屋の真ん中にあるテーブルの上を片付け、お盆の置けるスペースを確保する。
そこへ、黒月がお盆を置いた。
「どうも、反応に困るな」
「アンタでも困ることなんてあるんだ」
黒月の言葉に、美樹がからかう。
「そりゃね。何より"男の子"って言われるとは思わなかった」
黒月が軽く、顔をしかめた。
その表情に、二人が吹き出す。
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