第三章 怒りと哀しみと…

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「来て早々に、疲れた気がするよ」 「まあまあ、お茶でも飲んで落ち着きなさいって」 「…美樹」 出されたお茶を飲み、お菓子をつまみながら、昨日までの確認を始める。 「とりあえず、連中の狙いはこのディスクだ」 「兄が仕事の過程で手に入れたものですよね?」 「そんで、望さんは特殊な警察みたいなトコで働いてて、家族にも内緒にしてた」 黒月が説明していたことを、二人は昨夜、眠れないことを理由に確認していた。 そのため、話がスムーズに進んでいる。
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