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「手っ取り早いのは、敵の拠点に乗り込んで暴れることなんだけど」
黒月がサラリと危ない発言をする。
「ちょ―」
「危険です!」
二人が思わず、声を上げる。
「まあ、乱暴だよな。何より、二人への危険度が高すぎる」
「へ?」
「私たち、ですか?」
黒月の言葉に、二人が目を丸くする。
「その間、二人の防衛に入れないからね。やつらも、そのタイミングは逃さないだろうし」
「…ひょっとして、今襲撃がないのって」
「俺がいるからだよ」
何のことはなしに、黒月が続けた。
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