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「厳密に言うと、素性のわからない、それなりに揉め事に慣れてそうな人間が関わってかたから、かな」
黒月が続けて補足する。
「…得体の知れないヤツが出てきたから、様子見てるってコト?」
「…見も蓋もないな。そういうことだけどさ~」
美樹の確認に、黒月の不満そうな声が返される。
「あの人たちからすれば、あまり大事にしたくないんですよね」
真希の言葉に、黒月は頷く。
「だから、今も"監視"だけでとどまってるワケだよ」
「え?」
「昨日今日と、この家はしっかり見張られてるから」
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