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日常会話の延長、といった風に言われたからか、真希たちは一瞬、黒月が何を言っているのか理解できなかった。
「それって、つまり…」
「ずっと見張られてたワケ!?」
黒月がカップを手に取りながら頷いた。
「だって、アタシたち裏口使ったり、人通りの多いトコ歩いたり…」
「尾行対策はしたつもりだったんですけど」
黒月が紅茶を飲み干して、ため息をつきながらカップを置いた。
「努力は買うけどね。あんま意味はないよ」
「なんで!?」
「だって、尾行する必要がないから」
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