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「???」
「必要ない、って…」
「だってさ、結局は家に帰るか学校行くかぐらいでしょ?追いかけなくても、待ってりゃそこに来るんだから」
「「あ―!」」
二人の声が、見事に重なった。
「まあ、無意味ではなかったよ。こっちが警戒してるって、敵にわからせただろうし」
「でも、それって相手を刺激してしまうんじゃ?」
黒月の言葉に真希が疑問をぶつける。
「だろうね。けど、そうでもしないとお互いに動きが取れないから―」
「敵が動くのを待つワケね」
美樹が黒月の説明を受けて答える。
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