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2学期 まだ夏の残暑があるから夏服のままの登校。 教室に入ると朋美と目があう。 『若菜??』 そう言って私の所へ来る朋美。 ―芦原朋美― 高校入ってから親友になった。 裏表なくてさっぱりしてて美人。 私の逆…。 『若菜あんた…。』 朋美は驚いた表情 そして 『その髪どうしたの??めちゃくちゃカワイイじゃん。』 と私の背中をバシバシ叩いた。 バシバシ 『痛いよ。朋美』 『あっ。ごめんごめんあまりにイメチェンしたからさ。彼驚いたんじゃない??』 貴司はロングが好きだったから 私は、髪を切らずにずっといた。 でも別れをつげられたあの日私は、美容院へいったのだ。 『若菜??』 朋美の声に現実に戻る私は、苦笑いした 『別れたんだ』 と呟いた。
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