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中丸病院で見たかずやは 見たことがないくらい細くなって 熱にうなされていた。
泣きながら
「じ…ん…。」
と 俺の名前を呼んでいた。
「かずや 俺は何処にも行かないよ。」
手をぎゅっと握りしめ 伝えた。
「待って…行かないでー‥。」
寂しくて 悲しくて 泣きながら言った。
手を握られ
「俺は何処にも行かないよ。」
… 聞こえた!
あなたの声ー…!!
びっくりして目を開けると…いた!
あなたが ここに!
「じん…なぜ‥ここに‥」
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