人物

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モリアーティ一味の残党から逃れるために姿をくらましてからの行動ははっきりしない(チベットなどアジアにまで足を運んでいたという示唆もある。『空き家の冒険』の項を参照)。ホームズ自身の説明によると、マイクロフトに資金を援助してもらいながらモリアーティ一味の残党を倒そうとしたが上手くいかなかったという。 失踪から3年後、モリアーティの腹心の部下セバスチャン・モラン大佐を捕まえるため、ホームズはロンドンに戻った。老人に変装してワトソン宅を訪れ、ワトソンが背中を向けた隙に変装を解いて正体を明かすという茶目っ気のある方法で再会したためにワトソンを気絶させるほど驚かせた(『空き家の冒険』)。モラン大佐の逮捕後は、失踪する前と変わらず探偵業を続けた。晩年のホームズは探偵業を引退して田舎で養蜂の研究をしていたが、第一次世界大戦の直前には政府の依頼でドイツのスパイ逮捕に協力した(『最後の挨拶』)。
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