自転車とメイド~遭遇~

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「ありがたくいただきます。ありがとう、絆さん」 素直におじぎをすると手をひらひらとかえしてくれた。これでつっこみが優しければ最高なんだが・・ ・・・・・ ・・・・・ 「うっし。終わったぞ~」 お姉さんが立ち上がり伸びをする。ちょうど俺もおにぎりを食い終わった 「サンキュー絆さん。毎度毎度すまないねぇ」 老人の真似でよろよろと絆さんのところへ向かう。その瞬間何かを手渡された 「??鍵??」 「学校近くの滝さんの家においてきて。この前スペアの鍵忘れてったのよ」 しまった!おにぎりの代償は使いだったのか!ぬぅぅぅぅ・・ 「計りおったなぁ!オヌシ」 「あはは。大した用じゃないからいーだろ。ほら、さっさといくいく」 しっしっとあっちいけポーズをされる。俺は犬か 「へっ!お安い御用だぜ!じゃあな!ツンデレ姉ちゃん!」 自転車にまたがり全力疾走、お姉さんがいくらバトルマスターでも攻撃はできまい 「ふっふっふ・・おや?」 お姉さんがピッチャーのように振りかぶっている。おお。村田ちょ・・ ズガーン! 自転車の後ろに石が当たった 「俺の人生はお姉さん次第で終わりにされてしまうんだろうな」 諦めにも似た悟りを開いた俺。今度手を打たねば・・ と考えているうちに滝さんの家が見えてきた
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