8/9
前へ
/9ページ
次へ
「お知り合い?」 「腐れ縁だ。暴れまわってたか、その男は?」 「…大切なものを護ろうとしていたよ」 「…」 「纏っている雰囲気が正反対だからさあ、面白いんだよね。高杉サンとあの侍」 馬鹿隊長は完全に狩人の目になって生き生きとしていた。ヤバイ。いざとなったら俺が犠牲になってでもあの馬鹿を止めなければならない。 「今度遭ったら俺の手で殺すんだ」 「…いや、違うなぁ?」 刹那。 高杉の目が妖しく光った。
/9ページ

最初のコメントを投稿しよう!

52人が本棚に入れています
本棚に追加