第二話 闇と光

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「よっ光輝じゃんか」 現れたのは、幼なじみの光輝(コウキ)だった。 昔から友人として、よきライバルとしての関係である。 「聞いたよ、お前闇の力選んだらしいな」 光輝が言う。 「相変わらず暗ぇなぁ光輝。俺さ、この闇の力で世界救ってみせるから!お前は?」 光輝は黙って眩い剣を鞘から抜いた。 「おもしれぇ。今日から敵、か」 闇夜は不敵に笑う。 「闘るか?」 光輝がまっすぐ剣を構えた。 しばらくの沈黙。 「いや…やめとこう。どうせまた闘うことになんだろ」 闇夜はゆっくりと、光輝とは逆の方向に歩き出した。 旅が、始まるのだ。
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