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平助は答えた内容が納得いかなかったのかまた咲希に聞いた。
平「ほんっとうにそれしかなかったのか?」
咲「え、え~と;(徳川のやつならいっていい……よね;?)あ、そうそう!」
とわざとらしくポンと手を打った。
平「やっぱなんかあんのか!?」
と平助はそれに食いついた。
咲「う、うん;(顔近っ!)…実は徳川将軍が京に来た時、その警備をしつたんだ!」
その答えには納得したのか平助はキラキラした顔だった。
平「警備してたのか!?徳川の?!スゲェ!!そんなことしたのか俺ら!」
平助は興奮のあまり飛跳ねたりした。
その姿に咲希はほころぶように微笑んだ。
そしてある決意をした。
咲「(この人達の笑顔を守れるのは私達だけなんだ…。守らなきゃ!この笑顔を!)」
すると、スパーンと襖が開き、そこにいたのは舞琴だった。でも、舞琴は何故か枕を脇に抱えていた。
咲「舞琴?どうしたの?」
そう咲希が聞くと舞琴の口が開いた。
舞「…いや……原田…さん……。うるさい……」
と舞琴はちょっと怒気を含めた声で言った。
すると、廊下からダダダッと廊下を走る音がした。
原「あ!舞琴みっけーーー!!」
走る音は原田さんらしい。
舞「ひっ!」
と軽く悲鳴を上げて舞琴は咲希の後ろに隠れた。
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