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咲「(は、早く止めないと…;)ゆ、雪宇!舞琴と原田さんはさっき仲直りしたよ!;」
すると、雪宇はチラリとこっちを見た。そして、舞琴を見ると言った。
雪「舞琴?それは本当か…?」
舞琴は雪宇の言葉にコクリと頷いた。すると、雪宇はうつむき、原田さんから離れると、突然、正座をし頭を下げた。
雪「す、すみません!!早とちりをしてしまい…!原田さんのこと、お前とか…挙げ句の果てには口まで引っ張って…!本当にすみません!」
しばらくの沈黙の後、原田はハッとして慌てて雪宇を許した。
原「い、いいって!俺も悪い事したんだし…」
雪「でも…」
原「いいって言ってるだろ?俺がいいならいいんだ!」
雪「は、はい…」
こんな事がある中、土方組と沖田組はというと……
沖田組…
鈴「お、沖田さん…もう、いいですよ…;」
沖「まだ、だーめ♪」
沖田はかれこれ15分間鈴音の髪を梳いている。
鈴「もう、いいですよ…そんなに梳いても意味ないし……少しでいいです…」
沖田はその言葉にムッとし、少し黙ったかと思うといきなり鈴音の頭に手を乗っけて髪をグシャグシャとし始めた。
鈴「ちょ…!お、沖田さん!?」
鈴音は沖田の手を掴み止めようとするが、男と女。力が全然違うので、敵わない。
やっと止まった時にはもう、髪はグチャグチャ。
鈴「……もう!何してくれるんですか!髪グチャグチャじゃないですか!」
と鈴音は沖田に文句を言った。
沖「え~…だって、まだ梳きたいのに、君がダメって言うからさ、髪グチャグチャにしたらまだ出来るじゃん。」
最後にニコッと効果音が付きそうな笑顔を浮かべる沖田。
鈴「……はぁ~…」
そして、この先、思いやられるな。と思う鈴音であった。
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