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「後は……レン君のクラスは、ここです」
紙が前に出され、指された場所をみる。
あぁ………わからない
理由として挙げるとしたらこの学園自体が広すぎて場所が分かりにくいのだ。
「まぁ……最初はレン君の担当のアスカ先生に着いていってもらうから気にしないように」
目が合う。
まさか……学園長に心を読まれるとは思わなかった。
「入ってきなさい」
手招きをするように、言う。
「失礼します。学園長」
「あぁ……アスカ先生。この子が君がもつことになる、レン君だ。宜しく頼むよ」
「この時期に珍しいことですね。こんな可愛い子が転校してくるとは」
来たくて来たわけじゃねぇよ!!
と、心の声で言う。
「この子はギルドマスターからの推薦で入ったのだよ。」
そうそう……学園長わかってるなぁ
でも……口調が少し変わったような気がする。
「まぁ事情はわかりました。そろそろ授業が始まりますので、えっと………レン君といいましたか?着いてきてください」
「え!はい」
学園長に御辞儀をして職員室からでてアスカ先生に着いていく。
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