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「あぁ……面倒。なんでこんな依頼受けなくちゃいけないんだよ」
右手に剣を持ち、空を眺めながら呟くレン。
周りを見れば、魔物達がレンを見て、警戒をしてるようだ。
攻撃をしないのではないただ単に魔物自体の野生の本能が言うのだ。
あいつに近づいたら殺されると。
「めんでぇぇから。お前ら早く麒麟をだせよ。僕はあいつにしか興味がないんだよ」
一歩と、前に進む。
それと同時に、魔物も一歩下がる。
また一歩と……
何度も繰り返した……
その時、レンは足を止める。
目の前には、白き光をまといし馬。
周りには、電気が走っているように電気の流れがはっきりと、見える。
「やっとぉ来てくれたか。麒麟」
目の前の魔物は、今回の依頼のターゲットだ。
(私に何か用か?人間風情が)
テレパシーか?
これぐらいの魔物なら普通か
「お前の血を分けてほしい。そんだぁけのことだな」
(私の血?この血をどうするつもりだ?)
「そんなのしったことねぇぇよ。単なる依頼だから。無理矢理は採りたくないから素直に渡してくれないか?じゃないと……」
レンの持つ剣に光が宿る。
(っ!!わかった………素直に渡すとしよう)
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