魔武器と守護獣

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「そろそろかな?」 ルミの頭上から落雷が落ち始める。 「うわぁ~~あぶねぇ」 カインはそれをぎりぎりのところで避けていた。 キラというと……風魔法による結界で防いでいた。 何故? カインは魔法を使わないんだ? 属性が未だに不明だ。 雷が消えていく。 そして……一つの落雷がルミがいた場所に落ちる。 武器に属性が追加されたようだ。 ルミが光の中から現れた。 手に握っている物は小刀のようなダガー。 その刃先には電気がほとばしっている。 綺麗に装飾されており形も重さもルミには丁度いいものだろうと思われる。 「見てください。私の武器ですよ。」 「うわぁ~雷が纏ってるのかすごいな。」カインは関心を示す。 「この武器の名前決めました。『雷斬』です」 武器にも名前をつけて、振り回しながら騒ぐルミ。 次は、僕かカインの番だ。 「まぁ俺からやるよ。レン」 カインから言う。 まぁ僕からやったとしても余り驚かないだろうし。 それにカインの属性を知るチャンスだ。 「じゃ……カインお願い」
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